産直センター 潟の店

TEL0185-22-4141 FAX0185-22-4142 営業時間 4月〜10月 8:00〜18:00 11月〜3月 9:00〜17:00 定休日1月1日・2日

生産者からの声

第2回目 「生産現場を見る」

まるで植物園のような開放的なハウス

 今回取材にご協力いただいた農家さんでは、現在オクラ・トマト・きゅうり・ナス・いんげんの5種類を栽培しておりました。ハウスの端の列でアスパラも育成中ですので厳密には6種類。こちらは2年目なので今年は出荷できませんが来年から出荷できるそうです。
 まず驚いたのが、まるで植物園のような開放的空間のハウス形態。その規模は一反。
 元々はバラの栽培で、田んぼ一町分をつぶして建てたハウスのため、通常の【縦35m×横8m】ハウスとは異なる作りのようです。今はバラの栽培はやめ、すべて野菜の栽培に切り替えたそうです。ちなみに一反は300坪、一町は3000坪という壮大なスケールの単位です。

土中に貝殻等のアルカリ性物質が埋まっている
ミネラルが豊富な土壌

 大潟村は御存知のとおり干拓地のため汽水です。そのためミネラルが豊富で、土中に貝殻等のアルカリ性物質が埋まっているため、野菜を栽培するのに適している土壌のようです。
 通常は雨の影響などで酸性によってしまうため、石灰等のアルカリ性物質を散布し土壌に混ぜ込み、中性まで緩和させてから肥料の散布・育成となります。
 野菜を栽培するうえで土壌の酸性とアルカリ性のバランスが非常に重要で、通常は若干酸性よりの中性がベストとされているようです。
 大潟村でも場所によるようですが、今回の農家さんは石灰の散布はしないとの事。
 土壌に含まれる貝殻。これは貝殻を撒いたのではありません。
 元は湖の底だったという証拠です。

 野菜は入植してからすぐ栽培していたそうですが、当時は自分たちで消費する分だけで、本格的に取り組んだのは直売所、つまり今の潟の店ができてからだそうです。
 「だから産直の存在は生産者にとって本当に有難いんだよ」と仰って下さいました。
 私たち従業員からすれば、潟の店に出品してくださる生産者の方々がいるから運営できるわけであり、全く同じことが言えるわけですね。

 今後さらに産直センターを発展させていくには、こうした生産者と販売側の相互理解が必要不可欠なものだと痛感致しました。

 こだわりは、有機での栽培。
 「家の野菜は甘味が違うよ!!」と語って頂いた言葉から、有機栽培農家としての自信とプライドが窺えました。
 通常の栽培方法と比較すると経費はどうしてもかかってしまうそうですが、それでも美味しい野菜をお客様に食べて頂きたいという思いから続けているそうです。

栽培中のトマト
栽培中のキュウリ
栽培中のナス

 最後に、農業に対する思いを伺うと、「今日見て明日違う。明日見てまた明後日違う。それが一番面白い」のだと。「子供を育てる感覚に似ている」と語ってくれました。
 この言葉が野菜作りに対する姿勢をすべて表している気がします。
 勿論、野菜を作る事が仕事ではあるのですが、根底にあるのは「農業が好きで、楽しい」という思い。
 これこそが、今回取材させて頂いた農家さんの飽くなき探究心に直結しているのだなと感じました。
 「今一番気になる事は水耕栽培!機械ですべて管理する時代もそう遠くはないのではないか。そうすると農業の形が変わってくるね。」と、農業の将来も見据えています。

ナスの花

ナスの花

きゅうりの花

きゅうりの花