産直センター 潟の店

TEL0185-22-4141 FAX0185-22-4142 営業時間 4月〜10月 8:00〜18:00 11月〜3月 9:00〜17:00 定休日1月1日・2日

生産者からの声

第4回目「生産現場を見る」

 10月上旬の農家さんは稲刈り真っ盛りで大忙し!
 新米を食す事もこの時期の楽しみの一つですよね!
 そして大潟村と言えばやはり米です。
 戦後、食糧難の時期に干拓され近代農村モデルとして日本農業を担ってきた歴史がありますからね。
 「一度はその生産現場を見てみたい!」という個人的な強い願望がありました。
 と、言う事で“特別編”といたしまして今回の取材は畑ではなく田んぼにお邪魔してきましたよ!
 実際に収穫している現場からカントリーエレベーター公社に納品するまで同行させて頂き、お話を伺いました。

 今年は雨の影響もあり、例年よりも少し収穫が遅れているようです。
 大潟村では様々な品種のお米をを栽培している農家さんもいらっしゃいますが、やはり主流はご存知「あきたこまち」。品種により収穫時期が異なるそうですが、ちょうど中間が「あきたこまち」なのだとか。また、大潟村で同じくらい多く栽培されているのがもち米です。早い時期に収穫されるのが「たつこもち」で、後に収穫されるのが「きぬのはだ」。
 お餅や赤飯、おこわ等、使用用途は色々ありますよね。もち米も新米はやはり格別です!

 今回取材させて頂いた農家さんは、あきたこまちでも「特別栽培米」に分類されるお米のみを育成されておりました。
 標準栽培でも農薬の使用が少なめの「カントリー米」よりも、さらに農薬・化学肥料の使用を秋田県標準基準の半分以下に抑えて作ったお米が「特別栽培米」として出荷されます。

 

稲刈りの様子

 現場に到着するや否やまず圧倒されるのが、大潟村特有の広大な田園風景。
 力強く成長した稲穂と、いつもより高く澄み渡って見える空が秋の到来を感じさせてくれます。
 そして圧倒されることと言えばもう一つ。農作業用の機械の迫力です!
 田植えを見学させて頂いた時にも感じましたが、間近で見るとちょっと体がすくんじゃいますね。

 2往復してトラックに刈り込んだお米を下ろしていく。これを繰り返します。
 操縦技術はもとより、ギリギリで刈り込んでいくので非常に神経を使う作業です。

稲をギリギリの所で刈り込んでいく
収穫されたお米

 大潟村でも多数の農家さんが出荷しているのが、カントリーエレベーター公社。
 昭和39年に大潟村が誕生し、42年第一次入植開始、43年に米作りが開始すると同時にカントリーエレベーターの1号基が完成、45年に株式会社化し現在に至ります。
 まさに大潟村の歴史と共に歩んできた、大潟村を象徴する会社です。

 産直センター潟の店でもカントリーさんのお米が全体の半分以上を占めているでしょうか。毎年10月に開催されます「新米まつり」では、このカントリー米を求めて遠方より御来場いただくお客様も少なくありません。
 カントリーさんは県内のみならず関東圏を主軸に東日本に販売ルートを開拓し、あきたこまちの普及に尽力されています。根底にあるのは「秋田県の美味しいお米を食べてもらいたい」という想い。その熱い想いこそが、大潟村延いては秋田県の未来を切り開いていくのではないでしょうか。

 カントリーさんに納品しに行く道中では、大潟村の歴史及びルーレック構想による観光振興・交流人口拡大のお話から、平成30年の減反政策廃止に伴う今後の大潟村農家の在り方についての見解まで伺うことができ、大変勉強させて頂きました。

カントリーエレベーター公社に到着  色々とお話をお伺いしていると、あっという間にカントリーさんに到着!

 まず、品種が混ざらないように入り口で仮検査を受けます。同じ品種の米でも栽培区分が異なると納品場所も異なります。
 最大収容可能量は4万t+鋼板サイロ5千t=4万5千tですが、お米の品質を維持するために定期的にローテーションが行われるので、満杯になることはないそうです。
 到着してすぐに納品できるわけではなく、ピーク時には数時間待ちはザラだとか!
 ちなみに1台の納品所要時間は7、8分程度でした。
 納品した米は600gのサンプルをとり本検査が行われます。
 乾燥させモミずりし、クズ米と良米に選別検査員が等級を決めていくという非常に緻密な検査が行われるわけですね。そして決まった等級により農家さんに入る米価が決まります。
 待ち時間に他のトラックを見てみると、大潟村の若いご夫人もいらっしゃいましたよ!
 なんとも頼もしい限りですよね!!

 来年以降、生産調整が終わりますます個人の販売力が問われる時代に突入していきます。
 こうして大潟村の農家さんが生産現場で頑張っている以上に、私も販売のスキルを磨いていかねば!と、大変良い刺激を頂戴した取材となりました。